【動画】作りながら学ぶ初めてのエクセル(売上管理表編) #27 商品名を入れると自動で金額が入るようにする。VLOOKUP関数

この動画では、このように商品名を入れると自動で金額が入るようにするVLOOKUP関数の使い方について紹介します。

VLOOKUPのVはVerticalのことで、垂直・縦という意味です。LOOKUPは探すという意味なので、VLOOKUPは縦に検索するという意味です。VLOOKUPを使えば、情報が縦に並んでいる表から、文字や数字を検索して、その横にある情報を参照して表示することができます。今回の場合は、商品リストの表から、商品名を検索して、その横の金額を表示していきます。

それでは早速VLOOKUP関数を使っていきましょう。

商品リストが必要になるので先に作成しておきます。商品名、金額、A、1000、B、100と入力しておきます。

次にD10にVLOOKUP関数を入れていきます。

=VLOOKUP(B10,L:M,2,0)と入力します。

これで、B10に商品名を入れると金額が自動で表示されるようになります。

順番に解説していきます。

今回はカンマが3つなので引数が4つ入っています。

1つ目は、検索したい値を入力します。今回は、商品名を検索したいので、B10と入力しています。
2つ目は、参照先の表を入力します。今回はL列からM列に表があるので、L:Mと入力しています。
3つ目は、参照先の表の左から何列目を参照するかを入力します。今回の場合、金額は左から2列目にあるので、2と入力しています。
4つ目は、検索の方法を「完全一致」で行うか「近似値」で行うかの違いです。今回は完全に一致する商品名を検索したいので、「0」を入力しています。代わりにFALSEと入れても同じ動作をします。ちなみに近似値で検索したい場合は「1」または「TRUE」と入力するのですが、あまり使うことは無いと思うので、0またはFALSEと入れると覚えておくと良いと思います。

VLOOKUPを使う際の注意点を3つ紹介します。

1つ目は、参照先の表は、検索先の列が左、参照先の列が右側にくるように作りましょう。理由は3つ目の引数で、参照する列を入力する際に、検索先の列より左の列は参照できないからです。
2つ目は、参照先の表の商品名は重複しないように作ってください。このように重複した場合は、上にあるデータが参照されます。
3つ目は、2つ目の引数で、参照先の表を入力する際、検索する列が一番左になるように設定してください。理由は1つ目の引数の検索は1番左の列でしか行われないからです。例えばこの左に商品Noのようなものがあって、2つ目の引数で、この3列を指定した場合はエラーになります。その場合は、商品名が一番左にくるように引数を変えるか、参照先の表を並び替えましょう。

VLOOKUP関数を使う際は以上の3点に気を付けましょう。

1つ目のセル名を番地の手入力でなく、このようにセルを選択して入力した場合、このように[@項目名]と入力される場合があります。これは、前回の動画で紹介した、テーブルを設定している際に表示されます。これは、同じ行のその項目名の値を参照するという意味になります。つまりここでは、B10が入力されていることと同じ意味になります。

次に、この商品リストを別のシートに移す方法を紹介します。

プラスボタンで新しいシートを作成して、ドラッグで並び替えて、ダブルクリックでシート名を変更しておきます。

元のシートに戻って、商品リストの表を選択して、Ctrl + Xで切り取り、商品シートのシートに戻って、Ctrl + Vで貼り付けます。

元のシートに戻って、VLOOKUP関数の2つ目の引数を書き換えます。L:Mを削除して、商品リストのシートを開きA:Bを選択し、入力します。これでキーボードのEnterを押すと完成です。他のシートを参照する詳しい解説については概要欄に動画を貼っておきますので参考にしてみてください。

VLOOKUP関数が入力できたら、以前の動画で紹介したオートフィル機能を使って他の行にも適用しておきましょう。オートフィル機能についても解説の動画を概要欄に貼っておきますので参考にしてみてください。このようにエラーが出ますが、エラーを非表示する方法は次の動画で紹介します。

最後に、商品リストの金額の表示も変えておきます。表示形式を変える方法についても概要欄の動画を貼っておきますので参考にしてみてください。

ここで、Ctrl+Sキーを押し、上書き保存をしておきましょう。

VLOOKUP関数についてまとめます。

1つ目の引数には検索したい値
2つ目の引数には検索先・参照先の表
3つ目の引数には参照したい列
4つ目の引数には0またはFALSE
と入力します。

日本語で表すと
①つめの引数を②つめの引数の表の一番左の列の中から検索してヒットした項目の左から③つめの引数列目を表示
となります。

分かりやすい方で解釈してみてください。

次の動画では、このようなエラーを非表示する方法を紹介します。

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