【動画】Premiere Proの作業効率を上げるためにおすすめのショートカットキーの割り当て
目次
はじめに
この動画では、Premiere Proの作業効率を上げるためにおすすめのショートカットキーの割り当てを紹介します。
Premiere Proで、上のメニューの編集ボタンから、キーボードショートカットをクリックするか、CtrlキーとAltキーを押しながら、Kキーを押すと、ショートカットキーをカスタマイズできるメニューが開きます。
自分の好みのショートカットキーを割り当てることができて、とても便利なんですが、何も考えずに割り当ててしまうと、
- デフォルトで割り当てていたショートカットキーが使えなくなってしまったり
- 複雑な配置になり覚えられなくなったり
してしまいます。
なので、この動画では、
- 既存の良く使うショートカットキーはできる限り残しつつ
- 左手だけで操作できて
- シンプルで覚えやすい
ショートカットキーの割り当てを紹介します。
インポート
まず、クリップを選択した状態で、Ctrlキーを押しながらGキーを押すと音量調節メニューが表示できるように設定しています。
オーディオゲインのGとおぼえます。
Gキーのみでも、音量調節メニューは表示されますが、そのキーだけを押すショートカットキーだと、テキストを入力している最中や、全角モードの際に機能しなかったりするので、Ctrlキーやを押しながら切り替えられるように設定することで、テキストを入力している最中や、全角モードの際でも機能させることができるようになります。
カット編集
次は、主にカット編集で使うショートカットキーです。
編集点から再生ヘッドまでリップルトリミング
デフォルトで、
- Qキーを押すと、再生ヘッドから前の編集点まで削除して、そのクリップより右にあるクリップを左に詰めて、
- Wキーを押すと、再生ヘッドから次の編集点まで削除して、そのクリップより右にあるクリップを左に詰めることができるので、
このキーの近くにショートカットキーを割り当てていくことで、カット編集の効率を上げることができます。
再生・逆再生
まず、
- Fキーで再生、
- Dキーで逆再生ができるように設定しています。
- 再生されている状態で、Fキーを押すと、早送り
- 逆再生されている状態で、Dキーを押すと、早戻しすることができます。
再生ヘッドを1フレーム移動
- Sキーで再生ヘッドを1フレーム右に動かして
- Aキーで再生ヘッドを1フレーム左に動かせるように設定しています。
再生ヘッドを微調整したいときに便利です。
これは、プログラムモニターにマウスポインターを合わせた状態で、スクロールホイールを回すことでも移動することができます。
クリップを分割
- Eキーを押すと、クリップを分割できるように設定しています。
クリップを削除して左に詰める
- Rキーを押すと、選択しているクリップを削除して、そのクリップより右にあるクリップを左に詰めることができる、リップル削除ができるように設定しています。
ページ送り
- Xキーを押すと、次のタイムラインを表示することができ、
- Zキーを押すと、前のタイムラインを表示することができるように設定しています。
マーカー
次に、目印をつけるショートカットキーです。
マーカーを使うことで、目印を作成することができます。
Mキーで目印を付けることもできますが、Mキーは通常右手で押すキーなので、左手で押せるようにBキーに設定しています。
クリップを選択した状態で、Bキーを押すと、クリップに目印が付き、クリップを選択していない状態で、Bキーを押すと、タイムライン上に目印が付きます。
目印が付いた状態で、再度Bキーを押すと、マーカーの設定メニューが開き、目印に名前やコメントを記録したり、目印の色を変更したりすることができます。
Vキーを押すと、次の目印へ飛ぶことができ、Cキーを押すと、前の目印へ飛ぶことができるように設定しています。
この8つのショートカットキーで、カット編集を素早く行うことができます。
テロップ・図形挿入(Ctrl + Shift)
次は、主にテロップや図形を挿入する際に使うショートカットキーです。
ツール切り替え
まずは、ツールを切り替えるショートカットキーです。
ツールの切り替えは、CtrlキーとShiftキーを押しながら操作できるように統一しています。
ツールの切り替えは、デフォルトの設定で、
- Cキーのみ押して、レーザーツールに切り替えたり
- Vキーのみ押して、選択ツールに切り替えたりすることができますが
音量調節メニューと同じく、そのキーだけを押すショートカットキーだと、テキストを入力している最中や、全角モードの際に機能しなかったりするので、CtrlキーやShiftキーを押しながら切り替えられるように設定することで、テキストを入力している最中や、全角モードの際でも機能させることができるようになります。
おすすめの設定はCtrlキーとShiftキーを押しながら
- Eキーを押すと、楕円ツールに切り替え
- Rキーを押すと、長方形ツールに切り替え
- Tキーを押すと、横書き文字ツールに切り替え
- Cキーを押すと、レーザーツールに切り替え
- Vキーを押すと、選択ツールに切り替え
- Dキーを押すと、ペンツールに切り替え
ができる設定です。
覚え方は、
- 楕円ツールは、Ellipse(アリプス)のE
- 長方形ツールは、Rectangle(レクタングル)のR
- 横書き文字ツールは、TextのT
- レーザーツールは、CutのC
- 選択ツールは、(気合)
と覚えています。
※ペンツール(気合)
ツールを素早く切り替えることで、テロップや図形の挿入を素早く行うことができます。
モニターの最大化を切り替え
CtrlキーとShiftキーを押しながらFキーを押すと、プロジェクトモニターを最大化できるように設定しています。
映像の細かい部分を確認したり調整したい時に便利です。
フルスクリーンのFとおぼえます。
ウィンドウタブを開く
こちらも
- Shiftキーを押しながら、1でプロジェクトのウィンドウタブを開いたり
- Shiftキーを押しながら、5でエフェクトコントロールのウィンドウタブを開くことができますが
こちらも
- Shiftキーだと全角モードの際に機能しなかったりするのと、ctrlキーとaltキーを押しながら、切り替えられるようにすることで、全角モードの際でも機能するようになります。
- また、6以降の数字にも割り当てられているため、左手だけでは操作できなかったり、
- そもそもショートカットキーが割り当てられていないウィンドウタブもあるので、
自分で使いやすいようにカスタマイズすることをおすすめします。
僕は、このウィンドウタブ5つをよく使うので、CtrlキーとAltキーを押しながら1~5の数字に割り当てています。
ターゲットトラックの切り替え
次に、ターゲットトラックの切り替えです。
ターゲットトラックというのは、操作の対象となるトラックのことで、トラック名が青くなっている状態がターゲティングされている状態です。
ターゲットトラックが、コピーしたクリップの貼り付け先の対象となったり、方向キーの上キーや下キーで再生ヘッドをクリップの端に移動する時の基準になります。
- 僕は、ctrlキーを押しながら数字を押すと、ビデオのその数字のトラックの、ターゲット状態のを切り替えることができるように設定し、
- CtrlキーとShiftキーを押しながら数字を押すと、オーディオのその数字のトラックの、ターゲットを切り替えることができるように設定しています。
僕は効果音を挿入する時に使います。
まず1つ効果音を挿入したら、そのクリップを選択した状態で、Ctrlキーを押しながらCキーでコピーします。
次に、効果音を挿入したいクリップがあるトラックをターゲットトラックに設定します。
次に、効果音を貼り付けたいトラックをターゲットトラックに設定します。
この状態で、方向キーの上下で再生ヘッドを移動すると、ターゲットトラックにあるクリップの端まで移動するので、効果音を貼り付けたいところに再生ヘッドが来たら、Ctrlキーを押しながらVキーで貼り付けます。
これを繰り返すことで、素早く効果音を挿入していくことができます。
この方法で効果音を挿入する場合は、使用する効果音ごとに、ビデオトラックを分けておくと、効果音の挿入が楽になります。
おわりに
※最後にまとめショートカット一覧。キーボード無しで。
以上が、Premiere Proの作業効率を上げるためにおすすめのショートカットキーの割り当てでした。