【動画】作りながら学ぶ初めてのエクセル(売上管理表編) #20 半角数字以外入力できないように制限をかける。データの入力規則
この動画ではセルに半角数字以外入力できないように制限をかける方法について紹介していきます。
例えば、このように数量×単価を自動で計算する表を作った際に、計算の元となるセルに、半角数字以外のものが入るとエラーが発生してしまいます。
例えば、全角数字を入れるとエラーがおきますし、単位を入れてもエラーがおきます。この表の管理者が1人であれば間違えることは少ないかもしれませんが、不特定多数の人が入力するとなると半角数字以外のデータを入力してしまう可能性があります。
そこで、半角数字以外を入力できないように制限をかけることで、そのようなトラブルを防ぐことができます。これから、半角数字以外の情報を入力しようとするとこのようにエラーが出るようになります。
それでは早速、数量の欄と単価の欄に設定していきましょう。
まず、数量の欄と単価の列をドラッグで選択します。数量と単価というセルも選択されてしまっていますが、既に入力されているセルをはエラーにならないので大丈夫です。
上のデータタブをクリックして、データの入力規則の欄の上半分、ロゴの部分をクリックしてください。
各項目を説明していきます。
入力値の種類は入力を許可する情報の種類を選択します。数量や単価は整数で入力するので、整数を選択します。
空白を無視するは、チェックをいれると、入力値の種類で設定したものと、空白が入れれるようになります。これにチェックを入れないと、何かしらの情報を入れないといけなくなるので、チェックをいれておきましょう。
次に、このデータ以下の項目で、入力できる数字を決めることができます。カスタマイズ次第で、
1~100まで
0以外
1のみ
など様々な設定ができます。
今回は1以上入力できるという設定にしたいので、データを次の値以上、最小値を1に設定します。
エラーメッセージタブをクリックします。ここでは、入力できない情報を入力した際に表示するエラーメッセージを設定することができます。このエクセルを使う人が制作者だけであれば問題ありませんが、他の人が入力する可能性がある場合はエラーメッセージを設定しておいた方が親切です。
ちなみに何も設定しない場合はこのようなエラーメッセージが表示されます。
これでOKを押すと、数量の欄と単価の欄は半角数字のみ入力できるようになりました。
実際に半角数字以外を入力すると、このようにエラーが出るようになりました。
もし入力規則を解除したい場合は、解除したいセルを選択して、データ入力規則の上半分、ロゴの部分をクリックし、すべてクリアをクリックします。そしてOKをクリックすると入力規則を解除することができます。
Ctrl + Zで、データの入力規則を元に戻して、半角数字以外入力できないことが確認できたら、Ctrl+Sキーを押し、上書き保存をしておきましょう。
今回は半角数字以外入力できないように制限をかける方法について紹介しました。このデータ入力規則機能には他にも
指定の選択肢の中からのみ入力できるようにしたり
日付データのみ入力できるようにしたり
時刻データのみ入力できるようにしたり
文字数を指定したり
することもできます。是非必要に応じて利用してみてください。
次の動画では、今回紹介したデータ入力規則機能を使って、このように選択肢の中からのみ入力できるように設定する方法について紹介していきます。