【動画】作りながら学ぶ初めてのエクセル(売上管理表編) #24 IF関数を使って「0」を非表示にする方法
この動画では、IF関数を使って、このように情報が入力されていない項目のこの0を非表示にする方法について紹介します。
例えばこのように、数量×単価を自動で計算する計算式を入れている場合、情報が入っていない欄には「0」が表示されてしまい、これが気になるという方もいると思います。
IF関数という関数を使うことでこのように、数式が入っていても非表示にすることができ、参照元の情報が入っている場合は計算結果を表示する、ということができます。
それでは早速、IF関数を使っていきましょう。
はじめに、シートを保護している場合は、シートの保護を解除しておきましょう。上の校閲タブから、シート保護の解除をクリックすると、保護を解除することができます。
この動画ではまず、E6セルにIF関数を入れていきます。
IF関数のIFは、もし~だったら」という意味です。
IF関数では『もし〇〇だったら✕✕を表示、そうでなければ△△を表示』という命令ができます。
いくつか方法がありますが、今回は「もしC6×D6が0なら(何も表示しない)、そうでなければC6×D6を表示」という数式を入力していきます。
つまり、C6×D6をかけて0ならC6にもD6にも何も入っていないと判断する方法です。
実際にIF関数を使って入力するとこうなります。
=IF(C6D6=0,””,C6D6)
E6に何も表示されていないことが確認できました。
計算式を確認しましょう。
=IF(C6D6=0,””,C6D6)
カンマが2つあるので、今回、引数は3つあることが分かります。
1つずつ説明していきましょう
1つ目は「もし〇〇だったら」という引数です。ここでは、C6*D6=0だったら、という意味です。
2つ目は、1つ目の条件を満たせば「✕✕を表示」という引数です。ここでは、ダブルクォーテーションが2つ入力されています。引数がセル名や数式でない場合はダブルクォーテーションで挟むというルールがあります。今回はダブルクォーテーションの間に何も入力されていないので「何も表示しない」という意味になります。例えばここに、情報はありません、と入力すれば、ここに情報が入力されてない際に、情報はありませんと表示することもできます。
Ctrl + Zで元に戻します。
3つ目は「1つ目の条件を満たさなければ、△△を表示」という引数です。今回は、C6*D6を表示という設定になっています。
これで、「もしC6×D6が0なら(何も表示しない)、そうでなければC6×D6を表示」という数式になっています。
次に、オートフィル機能を使ってE列の他のセルにも適用していきます。E6セルを選択し、セルの右下の四角をクリックしながら、E2までドラッグしてみましょう。数量や単価が正確に計算されていることを確認します。もし、正確に計算がされてない場合は、数式を見直してみてください。
計算が間違いないことを確認したら、もう1度E6からドラッグして、下のセルにも適用しておきましょう。
ここで、Ctrl+Sキーを押し、上書き保存をしておきます。
最後にIF関数についてまとめておきます。
IF関数は『もし〇〇だったら✕✕を表示、そうでなければ△△を表示』という命令ができる関数です。
1つ目の引数には条件
2つ目の引数には、条件を満たした場合の表示
3つ目の引数には、条件を満たさなかった場合の表示
を入力します。
条件の欄は、比較演算子と呼ばれる記号を使うことができます。
今回は使用したのは、等しければという意味の=です。
他にも、
AがBよりも大きければ
AがB以上であれば
AがBよりも小さければ
AがB以下であれば
AとBが等しくなければ
などが使えます。
また、他のAND関数やOR関数を使えば、
AかつBであれば
AまたはBであれば
などの複雑な条件も作ることができます。
実現したいことに合わせて、組み合わせて使ってみてください。
次の動画では、数字を千単位で表示して、1,000,000であれば1,000と表示する方法について紹介します。