【動画】作りながら学ぶ初めてのエクセル(売上管理表編) #10 セルを参照した数式を作り、売上の合計を算出する。参照の簡単な入力方法
この動画ではセルを参照した計算式の作り方について紹介します。
もし、動画の途中で分からないことや質問などあれば、気軽にコメントしてください。
Excelにおける参照とは、他のセルにあるデータ呼び出してくることです。今回の場合、数量と単価のデータを呼び出して掛け算をします。
それでは、セルを参照した計算式の作り方を紹介していきます。
今回はE2にC2とD2を掛けた結果を表示したいです。セルの参照方法はそのセルの番地を入力するだけです。E2のセルに「=C2*D2」と入力します。セルの番地を入力する場合も半角で入力することを忘れないようにしてください。
C2は14、D2は1000なので、14×1000で14000と表示されたら正解です。
参照することのメリットは大きく3つあります。
1つ目は、数字が入っていないセルに対しても計算式を事前に作っておくことが出来ることです。事前に数式を作成しておくことで、数字を入れた後に計算式を作る必要が無くなります。
2つ目は計算に使われる数字が変更されても自動で計算し直してくれることです。例えば今回の表の場合、数量や単価を訂正すると、売上が自動で再計算されます。
3つ目はセルに入力されている数字を元に計算することによって、間違いが減ることです。毎回、計算式に数字を入れ直していると、数字を入れ間違えた時に計算間違いが発生していまいますので、間違える確率が上がってしまいます。セルを参照していても計算式の作り方を間違えると計算結果も違ってしまうので、間違いが0になるわけではありませんが、自分で数字を入れ直して計算するよりは間違える確率を減らすことができます。
計算式を作る場合のセルの番地入力は、マウスポインタや矢印キーでも入力出来ます。
まずはマウスポインタで入力する方法について紹介します。まず、計算式を入力したいセルに=を入力したら、参照したいセルにマウスポインタを合わせてクリックします。今回の場合「C2」セルをクリックします。するとそのセルの番地が入力されます。そのまま「*」を入力し、次はD2セルにマウスポインタを合わせてクリックし「D2」と入力します。Enterで確定すると、計算結果が表示されます。
次に矢印キーで入力する方法について紹介します。まず、計算式を入力したいセルに=を入力したら、そのセルから参照したいセルの方向へ矢印キーを押します。今回の場合は左キーを押します。すると、色付きの選択セルが表示され、その選択セルが計算式に表示されます。矢印キーでそのセルを動かし、参照したいセルを選択します。今回の場合「C2」セルを選択します。そのまま「*」を入力し、もう1度矢印キーを押し、選択セルを表示させ、次はD2セルにを選択します。そのままEnterで確定すると、計算結果が表示されます。
入力しやすい方法で残り3行も入力していきます。
単価や数量を変更しても、自動で計算し直されることが確認できれば大丈夫です。
ここでCtrl+Sキーを押し、上書き保存をしておきます。
ここで1つずつ入力する方法には問題点があります。今回作成している売上表は、商品が売れるたびに新しい情報が追加されていきます。これからどれくらい情報が増えるか分からない表に対して、今のように1つ1つ計算式を入力していては、膨大な時間がかかってしまいます。
次の動画ではオートフィル機能というものを使って連続して並ぶ数式を素早く入力する方法について紹介します。
この動画はここまでです。
もし「Excelでこんな表を作りたい」などのリクエストがあればコメント欄に書き込んでみてください。
また動画のまとめを概要欄に載せてますので、チェックしてみてください。