【動画】作りながら学ぶ初めてのエクセル(売上管理表編) #13 SUMIF関数を使って担当ごとの売上高を算出する
この動画ではSUMIF関数を使って担当ごとの売上高を算出する方法について紹介します。
まず、H2セルに吉田さんの売上の合計を表示していきます。
前回紹介した方法でセルを参照して計算式を作ります。
=E2+E3+E6
これで、吉田さんの売上の合計を出すことができました。
ですがこのやり方には問題点が2つあって、
データが追加される度に式を入力し直さないといけないこと
情報が多すぎる時に手間と時間がかかりすぎること
この手間を省くには「吉田さんの売上を全て足す」という処理を自動化する必要があります。
そんな時に便利なのがSUMIF関数です。
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SUMIF関数について説明します。
SUMIF関数の『SUM』は『合計する』という意味で
SUMIF関数の『IF』は『もし~だったら』という意味です。
なので、SUMIF関数は『もし~だったら合計する』という意味になります。
今回は、『担当者が吉田だったら売上を合計する』という計算をしたいので、このように入力します。
=SUMIF(A:A,”吉田”,E:E)
これで新たに売上情報を追加しても自動で合計が計算されるようになりました。
情報がたくさんあっても自動で計算されるので便利です。
SUMIF関数では3つの引数を指定します。
条件の範囲,
指定の条件,
合計する範囲
今回のポイントは2つあります。
このように括弧の中の引数が複数ある場合はそれぞれの引数をコロンで区切ります。
引数がセル名でない場合はダブルクォーテーションで挟む。このダブルクオーテーションはExcelに文字情報であることを伝えることで、バグを発生させないようにするものです。引数にセル名を入力する場合はダブルクォーテーションは必要無いです。
続いて佐藤さんの売上合計も出していきます。吉田さんの時と同じように入力していっても良いのですが、もし担当者が多いと手間と時間がかかります。
そこでセルの参照機能を利用します。
実際に入力してみましょう。H2のセルをダブルクリックで編集モードにし”吉田”の右側にあるダブルクオーテーションの右にカーソルを動かし、Backspaceキーで削除した後、G2と入力し、Enterで確定します。
G2には”吉田”と入力されているので、2つ目の引数には”吉田”が入っている状態で処理されます。
この状態でH2セルをコピーして、H3セルに貼り付けます。
するとH2が自動でH3に代わり、ここのH3には、佐藤さんの売上の合計が計算されています。
ここで、担当者が多い時のために一気にコピーする方法を伝えておきます。
コピーしたいセルを選択し、右下の四角をクリックしたまま、コピーしたい方向へドラッグします。
これで、一気にコピーすることができます。
ここでCtrl+Sキーを押し、上書き保存をしておきます。
最後にSUMIF関数についておさらいしておきましょう。
SUMIF関数の使い方は=SUMIF(条件を指定する範囲,合計する条件,合計する範囲)です。
引数が複数ある場合はコロンで区切り、引数がセル指定でない場合は文字をダブルクォーテーションで挟み、引数がセル指定の場合は、ダブルクォーテーションは扶養です。
関数が難しい場合は、日本語に直すと分かりやすいです。是非チャレンジしてみてください。
次の動画では担当者ごとの売上をグラフで表示する方法について紹介します。